は、紛れもない事実である。シェイクスピアの戯曲には恋に関して様々な言及 がなされている。幸せな結婚生活を送り、人生を全うしたシェイクスピアの恋 愛観の表れではないだろうか。 ここに取り上げる『十二夜』 (Twelfth Night, 1623) 1も恋愛を主軸にす